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乳がん定期診察

乳がんの手術と治療を始めて5年が経った。
年数としては長い、感覚としては短くも感じる。
先日の診察で乳がん治療薬の服用を止めることになった。
人によっては10年飲む場合もあるが、私のガンのタイプはルミナールAで大人しい性質。
どうしますか?と聞かれて即答でやめます!と答えた。

薬の副作用には個人差があるけれど私は指の関節や足首をはじめ全身の関節痛があり、強張っている日々が辛くてたまらない。服用をやめたいとずーと思って来たからやめても良いならそれに限る。
それでも両側の卵巣を切除したことでホルモンバランスが崩れている事、骨密度が下がり、コレステロール値が上がるのは今後も変わらない。術側の脇の痺れや切除したところのつっぱり、入眠困難に睡眠時の中途覚醒などなど不調を挙げればきりがない。

もう何も起こらなかった状態には戻れないのだろう、この状態が自分であることにも慣れて来たと思う。もっと健康だったらなあとか癌にならなかったならばと、かつてはよく嘆いていた。受け入れられなくて折り合いもつかずに泣き崩れていた日がどのくらいあっただろうか?しかし今はこの状態でどうやっていけば良いかと考えるように変わった。できなくなったこともある、やることをやめたこともある、それでもまだできる事があることにも気がついた。

フェマーラという薬は手持ちを飲み切って終了することになった。
薬のケースを見たらそう決まった日の朝が手持ち最後の1錠だった。

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