初登り
1月3日に湯河原幕岩で初登りしてきました。
今回の目標は自力力を高めることだ。
気張らないルートをリード※2で登ってトップロープ※3の終了点を作ったり、
その回収時のロープの掛け替えなどをやってみた。
登るだけならそれなりにできても、
気張らないところであってもボルトの位置を確認しながらヌンチャク※1を掛けたり、その向きやロープの流れを考えれば意識する事がいろいろと増える。
トップロープ用の終了点の作り方などは状況により変わってくるから
まずは平地で練習してから。
そんな練習をする事を聞きつけたコーチが休みにも拘わらずやって来てくれた。
自分はいないものとして私たちで判断して行動しろと言う。
突き放す物腰でも、少し離れたところから私たちをそっと、いやじっと見守ってくれて、
明らかに間違っているときには教えてくれた。
岩登りは安全管理を怠ったり、慌ててしまえば怪我や事故につながってしまう。
危険と隣り合わせなスポーツだからこそ自分の力を高めるだけでなく、
信頼できるパートナーに出会えることも重要。
今年の岩登りの課題は
“自力力を高める”
熟練者の暖かく厳しい見守りがあってこそ新しい一歩に踏み出せるのだと、
“一年の計は正月にあり”
お正月にもかかわらず私たちのところにきてくれたコーチに感謝すると共に、
大変であっても自分をさらに磨いていきたいと思う。
コーチと友人から誕生日プレゼントも頂き、
優しい甘さに浸りながら幸せな気持ちに満たされました。
【注釈】
※1:日本での呼び方。カラビナ2枚をスリング(登山用の紐)で繋げた物
※2:登る人がボルトのヌンチャクにかけながら登るやり方(支点を掛けながら登る)
※3:終了点にロープが掛かった状態で下から登るやり方(支点は初めから終了点にある)