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ちょんぼ棒

最近クライミングをする時に必要なギアが増えた。それはクウィックドローとロープを引っかける棒で岩に打たれたボルトに登らずにあらかじめ使用するのもの。一ピン目をかける前に落ちてしまうと地面にぶつかってしまういわゆるグランドフォールとなりそれを避ける為のものである。
先日行った茨城県の岩場・長沢ロックにはお手製のその棒が自由に使えるように置いてあった。危ないところではむしろ使用してほしいと言う。

この岩場はクラウドファンディングで開拓した場所である。
設備が整っていて岩場は駐車場の目の前にありキャンプ場、水洗トイレ、更衣室なども完備。休憩場所にはお湯、電子レンジや水道にストーブも設置されている。年間使用料が発生するが外岩の練習場と考えれば問題ないと思う。

管理人さんがピザを焼いてくれたり、知り合いの方からのトマトを食べさせてくれたりもする。この日は一掴み100円のネギもあり、太くて甘~いネギ8本をお土産にした。

話は戻りますが、チョンボ棒というのは日本だけの呼び方で、プリクリと言う人も多い。海外ではこの棒はクリップスティックと呼ばれている。
日本の岩場は一つ目のボルトまでが高いところも多くて、これができない人は登るなと言わんばかりの寄せ付けない雰囲気がある。私の行ったシャモニー(フランス)やタイのクラビではもっと楽しく登ようにルートが設定されているように感じた。
棒を使うなんてズルくて邪道、だからそれをチョンボというは大和人的な考えなのかもしれない。
私は競技で登っているのではないから安全第一をモットーに安心して楽しめる方を重視したい。
いつの日かもっと上達して使わなくても良くなればそれはそれでいい。
今はまだそうではないので、マイクリップ棒を買ってしまいました。

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