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低酸素室

2年ぶりに三浦ドルフィンズ(低酸素室)でのトレーニングを開始した。
普段は週に一度スポーツコンプレックスというジムで低酸素室に身を置くがこちらの設定酸素濃度は標高3000mくらいで富士山で表すなら7合目辺りである。それでもその部屋で運動をすれば平地に比べて息は苦しくなる。
しばらく行っていなかったドルフィンズへの道、覚えているだろうか?
そんなことを考えながら最寄り駅の改札を出たら間違える事なく辿り着くことができた。
低酸素室の稼働日や時間などは以前とは変わっている。2つある部屋はコロナ感染防止対策として一部屋一名の利用になっている。限られた利用条件下で海外旅行へ行く方達の練習や私のように海外登山を目指す人が戻ってきているので予約は取りにくくなった。

トレーニング再開は4500mの設定から。
目に入るもの全てがとても懐かしい。
トレーニング室はやはり壁にエベレストの写真のある部屋が良い。
入って10分くらいしたら体内の酸素が不足してくるのを感じた。頭が少しくらーっとして喋ると息が苦しい。部屋の温度は自由に調節できるが30分くらいすると何もしなくても涼しく感じるようになる。これは血中酸素飽和濃度が下がると体幹部に血液が集まり、手や脚などの末梢部の血流が減少するからかもしれない。

まずは何もせず椅子に座り教わった呼吸法. 2回連続して強く吐くをしながらパルスオキシメーターに目をやる。
下がってきたと感じたら意識してしっかり吐く。そして血中酸素飽和濃度が上がってくる時の自分の感覚を懐かしく思いながらかつて覚えていた体感が蘇ってくるのがわかった。
マスクを着けたまま安静にして、そのあと外して安静にして最後はトレッドミルをゆっくりと歩いて見た。

今後は次第に標高を上げてザックを背負って歩いたりして高所に慣れるためのトレーニングをしていきたい。
三浦ドルフィンズに来るだけで自分の挑戦が近づいて来ているように思える。

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