低酸素室

三浦ドルフィンズの今季2回目のトレーニングへ行ってきた。
前回、6000m挑戦セットの回数券を購入し、4500mから始まって4回目には6000m相当の酸素濃度の部屋でトレーニングすることができる。今回は5000m想定の部屋での練習だ。
入室して5分もしないうちに頭がクラクラし始めて、体がグヮーンと重たく感じた。前回よりも苦しい。椅子に座り呼吸を意識しているとその苦しさに高所登山へ行っていた時の体感が蘇り、懐かしい感覚が再現されているようにも感じた。
今回はトレーニング中に他にやらなくてはいけないことがあった。
それは家の洗浄機付きトイレの便座が壊れてしまい、動作不能になった修理の依頼だ。
メーカーさんに電話をしたくとも電車内では出来ないから時間のある低酸素室で連絡することにした。
この部屋にいると電話での会話は何もしないより息が苦しくなる。走りながら喋っているようになり一生懸命言葉を発しないとならない。脳の働きも鈍くなり様々なやり取りの反応が遅れる。息の切れた私の喋り方に家族からは今どこにいるのかと聞かれた。型番を読み上げたり、状況説明やら諸々の電話は息苦しいやりとりになっていた。
朝に受けた税務署からの連絡にも電話をしなくてはならないが、来る時の車内ニュースで『国税局を名乗る詐欺が横行』と映し出されていた。
結局90分のトレーニングは修理依頼と詐欺かもしれない確認の電話連絡で終わり、低酸素状態でいかにしっかり喋り、その内容をきちんと理解するかという練習となった。その練習の結果、不信と思われた電話は本物で詐欺ではなく、トイレ修理は担当者から後日連絡がくる。
たった2つの確認事項に90分が費やされ、トレッドミルで歩くより今回の電話練習の方が大変だった。時間があっても低酸素室では大事なことはしないほうが良い。。
次回は5500mに挑戦する、外的な問題が起こらないといいな。