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ルートバーントラック

ニュージーランド滞在2日目の天気予報は雨。明日は晴れるからトレッキングの日を変更して欲しいと頼むと、ロッジのスタッフはそれはできないという。昨日の疲れが残ったままお迎えの車に乗ると、もう1組の方々は予定をキャンセルをしたという。ガイドさんは昨日もお会いしたロード。雨だから登山道は空いていて、いつもなら駐車場のスペースを探すのにも苦労すると話してくれた。今日のトレッキングは歩きやすくて大変ではないと聞いていたので、折りたたみ傘を持ってきた。

しかし、もともと日本から防水袋を持参しなかった理由もあり、荷物の防水対策ができなかった。ロードに水筒を持ってもらい、ポケットに行動食を入れて手ぶらで歩くことにした。大きな雨粒が降る中、分岐まで来ると、展望のあるキーサミットへ行っても何も見えないかもしれない。風が強く吹けば途中で引き返すことにもなると言うので、すぐ近くにある湖の東屋へ向かうことに。

確かにここへ来るまでには、いつもはない滝が現れていたり、流れ出す水には勢いがあった。
珍しいホワイトベーリーを食べると爽やかな酸味があって、道の脇には綺麗なキノコも生えていた。天気が悪くてもどんな所か見てみたかったので、それなりに楽しく歩いていた。登山道の脇には雨が降った時に水が道へと流れ込まないように側溝が並走していて、落ち葉などを取り除く作業をする人にも出会った。道の整備などは国が管理をしていて、山のトイレは中は広く、とても綺麗に掃除されていた。

東屋で早めのお昼を食べていると、次第に目の前にははためく雨のカーテンが現れて少し収まるまで休んでいた。

 

下山した時間が早かったので、そこから近いハリフォード・バリーへ案内してもらった。道の両脇には岩山が聳え、その一番高いところのあちらこちらからは数多くの滝が流れていた。

他ではみたことのない景色がとても素晴らしくて、二日連続の山歩きの疲れはどこかへ行ってしまった。

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