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屋久島グルメ

クライマーチームが島を後にしたあと、私はふるさと納税の宿泊クーポンを使うために、リゾートへ移動する。
皆さんは「そこまで筋肉痛じゃないよ」と笑っていたが、私はというと、それなりに痛い。歩けないほどではないけれど、ふくらはぎを押すと筋肉は硬く、少し痛む。幸いにもリゾートの宿泊プランにはマッサージが含まれている。ゆっくり疲労を流し去るにはちょうど良い。
チェックインまで時間があったので、小瀬田の町へ向かい、古都蕗で昼食をとった。今ではランチ営業のみで予約必須。オーナー夫妻とは毎年のように顔を合わせるので、料理だけでなく、お互いの近況報告も楽しみにしている。

首折れ鯖も飛魚も、最近は漁獲量が激減しているらしい。気候変動の話題を交えつつ、「また来年も来ますね」と頭を下げた。

夜はリゾートで、地元食材を生かしたフレンチを堪能。

翌日のお昼には宮之浦へ向かい、昨年からお気に入りになったインド・ネパール料理店“すばらしい”へ。開店から一年で、すっかり地元の人気店になったようで店内は活気にあふれていた。

そういえば、クライマーチームとは夜に何軒か地元の居酒屋へ行ったが、正直あまり感動はなかった。1日動き回った後に外出の準備をするのを億劫に思うだけではなく、料理を“大皿から取り分けるスタイル” がどうしても苦手だ。苦手とわかっていることに耐えるのは、精神の疲労にもなるので、来年は夜は宿で食べようと心の中で決めた。

屋久島で“山へ行かない日のお昼ごはん”を探すのは相変わらず難易度が高い。定休日と関係なく突然休んでいたり、悪天候が続くと「食材がないので休みます」ということも珍しくない。行きたい店があるなら、事前の電話確認は必須だ。

今回もっとも心が躍ったのは、食ではなく、苔の盆栽ワークショップだ。完成した作品がうまく育ってくれたら嬉しい。

そして、来年もまた屋久島へ行きたい 。ああ、来年こそは 財布を忘れないように 気をつけよう。


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