検査結果 2020

今年度の全身癌チェクの結果を1月の初めに聞いてきた。
骨シンチグラフィー検査(癌が骨に転移していないか調べる検査)では異常は見られなかったが、CT検査の画像で骨に異常があると言う。急だったので隣の病院で造影MRI検査を撮ることになった。
胸椎5番、ちょうど肩甲骨の真ん中ぐらいにある背骨の一つに影に映っている。転移の可能性は低いと説明されたけれど、びっくりしない筈はなく頭をもたげた。その翌週の読影で異常は骨島(骨が部分的に硬化している.正常変異)と診断され経過を見ることになった。
驚いたことは、もう一つある。通院中の慶應病院漢方外来の医師たちに卵巣両側取っているならリュープリンの注射(エストロゲン分泌を抑える)は不要ではないかと言われた。乳腺外科診察時に手術の内容を確認してもらい、注射は要らないことになった。婦人科では乳がん治療薬が変わっているなら子宮癌リスクは下がり、実際今ある筋腫も小さくなってきてるから子宮内膜細胞診も年に1度ぐらいで良いと言われた。
卵巣を取っておよそ一年半、乳がん治療薬を替えて1年、同じ大学病院で行なっているのに、気が付かないまま不要でとても痛い注射を打ち、私の人生で一番痛くて辛い内膜細胞診をやっていたなんて・・・。大学病院はいつも待つ席がないくらいに混雑し、診察時間は短い。自分の訴えはメモしていないと伝え忘れたりもしていまう。漢方外来へ行っていて良かった、こちらは話しが中心で総括的に診てもらえて見落としに気が付いた。
そして今回は転移でなくて何より。年始は寿命が縮まる事から始まった。
生きている事を実感できる年の始まりだ。