チベットへ「エヴェレスト 〜7大陸アジア編2」2019年

2019年4月13日カトマンズの空港からエアーチャイナでチベットへ飛ぶ。荷物は一人一つだけ預け、手荷物を1つ持って乗る、他のダッフルバッグは陸送で後からホテルに届けてくれる。乾電池類は預ける荷物へ入れる。厳しくチェックされ手荷物に持っていると取り上げられてしまう。およそ1時間40分の飛行でラサに着いた。空港には現地ガイドと運転手さんが迎えに来ていた。
歓迎の印に白いスカーフを巻かれ挨拶を交わして車に乗った。寝不足なのか?標高に反応してか?あくびが止まず睡魔に襲われ、気がつくと寝落ちしていた。乾いた空気と酸素が少し薄く感じる。車の移動はNシステムで監視されていて制限速度を守らないとならない。もし早く走って今ったら次の計測機の手前で時間調整することになり、取り締まりはなかなか厳しい。ホテルに入るととても開放的なロービーは落ち着きのある色調で心が和み、案内された部屋はとても広い。
20畳ぐらいの寝室にはキングサイズベッドが置かれ、その脇には3畳ほどの素敵な書斎がある。バスルームにはバスタブにシャワー室とトイレがそれぞれの独立した部屋に分かれていた。広すぎてこれは何かの間違いかと思った、だからみんなには黙っていた方が良いと考えた。結局、多少の間取りの違いがあっても、皆さんの部屋も同じグレードで、凄いよね!と喜び合った。夕食はバフェスタイルで洋食からアジア食までなんでもあった。加熱されたものを選んで色々と食べていたら苦しくなり、そう言えば胃が痛いのになぜこんなに食べてしまうの?と反省。胃が落ち着くまではなま物を避けて消化の良いものを選び、食事を抜いたり量を控えめにしないと・・・。
次の日は道路に停めた車に両替の人を呼び、人民元に交換してもらった。銀行よりもレートが良いというが怪しい取引をしている様子にしか見えない。街中に掲げられているバナーやお巡りさんの写真などは撮影が禁じられて、見つかるとカメラごと没収されてしまうこともあると言う。書かれている内容はわからないけれど、政府に抗う内容らしく、それが海外に知れ渡るのを嫌っているそうだ。
通信会社に寄った後に世界遺産のポタラ宮へ向かった。倉岡さんと私は中に入らず外側を見てその周りを散歩。
続いてジョカン寺へ行くと沢山の修行僧に出会い、寒くても肩を半分出している姿にびっくりした。お寺を取り巻くように一周する巡礼路は八角街と呼ばれ、お土産や日用品などが売られて商店街にもなっている。
多くの巡礼者たちが道を時計回りに歩き、その姿には信仰心の強さがうかがえる。お寺の前では五体投地(チベットの拝礼法)をしている信者さんがいて、立っては全身を地に伏す全身運動を何度も繰り返していた。私にはとてもできそうにはない、ここは標高が3800mほどあり急いで歩かないようにしているのが精々だった。
お寺をあとにしてからスーパーへ寄り、山で必要なものを買い出して2日目が終わった。
余談:買い物の後コーヒーショップで休んでいた時のこと。突如男性店員と言い争いになったお客が外へ飛び出し、鉄パイプを持って再び乱入、パンの棚をぶちまけて暴れているのをレジ係の女性が制した。チベットの女性はとても勇敢。