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恵那山

エヴェレストへ向けて、国内での山トレが始まった。今年一緒に行く予定だったチームの一部の人達ともおよそ1年ぶりの再会。山は一緒に歩いたことがないので顔合わせ・足合わせも兼ねている。場所は木曽山脈(中央アルプス)の最南に位置する恵那山、長野県からの広河ルート(最短ルート)を歩いてきた。雪はほとんどなかったけど、登山道は凍っていた。

軽いアルミ製アイゼンでは氷にはあまり刃が立たず歩きにくい。このルートのほとんどは樹林帯の中にありこの日風が強かったがその影響はあまり受けなかった。苦手な丸太の梯子が何度か出てきた。

展望が開けるところでは南アルプスの向こうに富士山の山頂がちょこっと見えた。勾配がそれなりにあり、上りでは汗をかかない速度で歩いていた。ただ予想より気温が低くて寒さも感じた。

青空に映える霧氷がキラキラと降っていた。

山頂に着いたのはちょうどお昼ぐらい。しばらく休んで下山し始めたら体が冷やされたのか左右の脚(内転筋)が順番に軽く攣り出した。それを抑えようと足を少し伸ばしたり、摩ったりしてなんとか切り抜けた。

皆さん普段はほとんど山を歩かなくて、今日は去年のアコンカグア以来になると言う。それなのになかなか軽快な足取りで身体能力の高さが伺える。特に下山は姿が見えなくなるほど早くて、走っているのかと思うくらいだった。なかなか強靭的なメンバー、私のように足がつっている場合ではない。来月も次の山トレを予定している。

 

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