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ビレイ技術研修会

JMSCA*主催のビレイヤーの研修会へ行ってきました。
ロープクライミングをする時はクライマーとその人の安全を確保するビレイヤーがペアになる。
ビレイヤーはクライマーの動きに合わせロープを出したり引いたりして、登りの補佐をしながら登り終えたあと安全に降ろしたり、途中で落ちてしまった時には地面などにぶつからないように確保する人。

今回は主に競技で行われるダイナミックビレイを教わってきた。これは落下時にロープを流してクライマーや支点にかかる衝撃を和らげるやり方。普段はすぐ止めるやり方のスタティクビレイばかりをしている私にはその感覚がなかなか掴めない。天上に吊るした50キロの錘を故意に落下させる練習をすると、グッと止めてしまうので体が宙にふっと浮いてしまった。コツを教わってから3回目ぐらいにようやくやるべきことがわかった。
なかなか難しくて一朝一夕に身につくものではなさそうだ。
基本的なロープの出し方や引き方ですら我流の癖がついてしまっていて正しく直すには意識を変えての練習が必要だ。登る前のお互いの安全確認も抜けてしまっていることがあったり、これは大丈夫だとやっていない事も再認識できた。

いつもやっているから大丈夫なのではなくて、どんな時も毎回確認を怠らないようにしていかないとならない。そして、器具を正しく使用することが大事である。
クライミングがオリンピックの正式種目になり、日本には競技者のビレイヤーが不足しているという。今回の講習会は私のように知識と体験を広げたい方々に競技でのビレイヤーを目指す方や選手の親御さんも参加されていました。

グリグリ(ビレイ器具の一つ。競技では使用しません)の使い方も教えてもらい、マイグリグリを購入しました。

私はビレイするのが好き。なぜなら登っている人と一緒に挑んでいる気持ちになれるから。
だからより安全でしなやかな動きを身につけていきたいと思う。

注釈)* 公益社団法人 日本山岳・スポーツクライミング協会

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