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審判員

この間大慌てで体調確認の検査を受けたのは第8回スポーツクライミング東京選手権大会で審判を務める予定だったから。
自分では耐えられる程度の不調だったとしても、そこに集まる多くの人に迷惑や不安をかけることはしたくない。

今年の大会は参加選手が去年に勝る人数だった。初日はボルダリング、私にとっては初めてのコンテスト式の大会。審判員の中で一番経験の浅い私は判定しやすい一番やさしいルートの担当をさせてもらった。コンテスト式では選手が登りに来る順番がわからない。並んだ順番にトライできて一度落ちたら並び直す。同じ課題には最大5回まで挑戦できる。傾向として私の担当したルートは最初に沢山の選手が来て、後半には空くという。実際に競技が始まると長い列ができた。選手から記録用紙を受け取ったら、名簿から名前を探し採点を開始。前回と同じミスを繰り返さないのが自分の課題。午前中はジュニアと成年女子、午後からは男子の予選があって決勝戦が14:20から始まった。

改正されたルールが適用され、”ゾーン”ポイントの見極めが難しくなった。
中には「えー今のダメなのー?」という選手もいた。
人が判断するので微妙な場合の捉え方は人によっても変わってくることもあるだろう。
しかし国際ルールで決められたことは厳しめに判定しないと世界大会や次のパリオリンピックなどで通用しないだろう。

夕方の決勝戦を終えて表彰式は予定より遅くなり19時を回っていた。
初日の審判業務は一回の記入忘れがあったものの事なきを得た。

2日目はリードクライミングの判定ビデオを担当。
受け持ったルートを登る選手を追ってビデオに収める作業になる。
審判の補助的な役割で判定の再確認などで大事な記録となる。
初めて受け持った時に選手の躍動感を出そうと操作していたら注意を受けた事がある。
記録だから選手をほぼ真ん中になるように引き気味に映してほしいと言われた。

今回の記録はうまくいった。
はず・・・・?。
午後から行われる決勝はルート数も減るので私は午前中までを引き受けた。
強い選手達が増えてきた、今後も日本選手の活躍がとても楽しみ。
金町駅の裏路地にある去年食べ損ねたピザをほうばり、大会を振り返る。

今後も何かのお手伝いができたら嬉しい。

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