投稿

ビレイ支援

突き指をしてしまった。
受傷した翌日に右薬指が腫れ、慌てて整形外科へ行くと骨折はしていなかった。医師からはテーピングで固定しながら痛くない動きはしても良いと言われた。

ちょうどクライミングの達人からビレイ(クライマーの安全確保)を頼まれていたので指の調子を確かめに佐久平へ行くことにした。指の調子を確かめながらアップを兼ねて2本登ってみたらホールドの向きによっては痛みが出る。

3本登り休んでいたら知り合いが登りたいルートの見学から戻ってきた。ビレイするのにヘルメットを被るようにと言われた。どんなルートだろう?ワクワクしながら登る岩壁を眺めてビレイの立ち位置を決めた。クライミングが始まるとこちらもドキドキとしてきた。難しいルートのビレイは緊張が伝わり、より集中したロープの繰り出し操作になる。途中で“落ちます!”コールについ止めようとロープを引きすぎて体が宙に浮いた。こういう時は少しロープを出しながらの競技式のやり方がいいと反省。たっぷり休んでから2回目に挑むと言う。その休みの間に私のために今年から始めたルートにトップロープを張ってくれた。指の調子を確かめるルートではないが気になって仕方がない。思い出すためにも触りに出ると核心のところが出来ない。でも数ヶ月前は腕が張って仕方がなかったが今日は大丈夫。30分ほど休んでもう一度やってみると上まで登れた。

出来なかった核心部で次のホールドが取れた時には自分でナイス!と言っていた。今日できると思っていなかったので嬉しくてならない。そして本題の知り合いの大事なビレイを再開すると2回目の操作は満足のいくものとなった。
嬉しい気持ちのまま早めに岩場を切り上げて駅前のホテルにチェックインすると観光支援で宿泊代は4割引で5千円でお釣りが来た。その上買い物クーポン券を6枚いただくとこんなに税金で支援しないとならないのかと思った。

夕食は小海線に乗って地元のワインを楽しめる店を訪れた。

教会を改装したお店には手に入りにくい日本のワインが揃っていた。

飲食代にはどうやら間違えて多くいただいたクーポンを使い、帰りのタクシー代には信濃割り券を使った。突き指の痛みにはワインが効きその支払いには観光支援の恩恵を受けた。地方へ出かける山トレの宿泊確保にはこの支援が始まり予約が難しくなってしまうけれど、今日はとてもI’m felling good!

素敵なワインにも出会えました。
後からあの知り合いが挑んだルートはブラックキャットだったのかな?と振り返った。
すごい人のサポートをすることは自分が挑んでいるのと同じぐらい嬉しい。

関連記事一覧

検索

新着記事