シャモニー・モンブラン

名前にあるようにシャモニーの町からはあちらこちらでモンブランが眺められる。中心部の通りは日中は配達車か作業車しか入ってこれない歩行者天国である。通りにはテラスを備えたカフェやレストランが並び、ついで多いのは山洋品店や山ブランドのお店だ。混んでいる店ではセールをしていいて、比較的小さいアジアサイズは売れ残っていることが多い。

元々全てが高いシャモニーの物価に円安の影響が重なって買い物する気持ちはかなり抑えられてしまう。山用品店で一番品揃えが良いスネルスポーツでクライミングシューズを購入した。履きっぱなしでも足の指が痛くならない、少し大きめ靴があった。すぐにその新しい靴で登りに行ったら、細かい足おきには少し不安はあるものの9ピッチのルートでは快適に過ごせた。使ってしまったらダメなのかもしれないが、書類手続きがうまくいけば20%の税金が戻ってくる。

ダウンジャケットが日本で大人気のモンクレール、そのショーウィンドウはここではアルパインウェア。高級感漂う雰囲気の店に入るには気後れしてしまい今まで入ったことはなかった。9年が経ち、だいぶ大人になった今、ようやく中に入ることができた。

食料品店ではチーズやソーセージが気になり、買おうと思ったけど種類は多く、フランス語の分からない私には想像力を全開にしても何が何だかわからなかった。スーパーマーケットへ行くと紙の袋に絵があって、胡桃が入った物やチリペッパーにクリなど様々な味があることがわかった。ひとまずプレーンタイプを買って食べて、今度はその単語を覚えて専門店へ行こうと思う。

袋入りの氷がまん丸だったり、

犬を連れている人がとても多く町の片隅にはうんち袋が自由に使えるようになっている。日本だとペットの規制が厳しいが、ここでは店の中に一緒に入って買い物をしていたり、家族の一員として旅をしているのが微笑ましい。

ここでの夕食は1日おきに外のレストランへ食べに行っている。そのボリュームに驚き、食べ残さないようにしていると帰国する頃には体重が増えてしまいそうだ。

シャモニーはとても魅力的な町である。