2025年最後の外岩!?
先月11月、佐久志賀の岩場・奥の院エリアへ行ってきた。前回から間が空いてしまい、動きが硬く、必要以上に力が入ってしまう。気温も低く、指先が冷たくなり感覚も鈍かった。口元へ手を持っていき、フーフーと息を吹きかけて温めるが、登っている間に長く手を離すわけにもいかない。それでも、数年前には途中で降りてしまった11台のルートの終了点に、今回はなんとか到達できた。これは素直に嬉しかった。


今月12月は城山の岩場へ。少しトレッキングも楽しめるワイルドボアゴージとその周辺のルートは、初めて挑むにはなかなか手強い。普段なら5.9程度であれば、初見でも気持ちにも体にも余裕を持って登れるのだが、ここではホールド探しに思いのほか時間がかかった。「ここで初めてのリードデビューをしたら、クライミングやめちゃうよね!」と、大笑いする。

ハングしている10台のルートを登った時点で、前腕はすっかりパンプアップ。そしてかなりエネルギーを使ったあとの最後の一本は11台のルート。しっかり休憩を取っても、核心部を抜ける力がどうしても残っていなかった。
クライミングとゴルフを一緒に楽しんでいるMr.Stoにその話をすると、まさに同じ場所で登れず、ただ見ていたことがあると言う。思わぬ共通体験に、二人で笑い合った。

力をすべて出し切った証だろうか。その後3日間、全身筋肉痛に悩まされた。最近はクライミングを「ほどほど」に楽しむようになり、登る前後の食事の時間が、以前にも増して楽しみになっている。

先日連絡を取った、ゴルフの達人である小学校の先輩は、各地を巡りながらゴルフとガストロノミーを楽しんでいるという。
私も真似をしているわけではないが、クライミングとその土地ならではの美味しい料理を組み合わせる時間が、今では至福のひとときだ。来年はどこへ行き、何を食べようか。

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