ティミカへ「7大陸オーストラリア編3(カルステンツ版)」
2017年10月12日バリ島でカルステンツメンバーと合流。
13日の深夜便でインドネシア・パフア州のティミカへ飛ぶ予定だったが現地では他のチームがベース入りできずに町で待機しているという。ベースへはヘリで飛ぶのだが空港とBCの天気が整わないと引き返すこともある。しかも一回の飛行では3人までしか乗れない。
天気の変化も激しく1便が出ても2便が飛ぶ保証も無い。つまりいかに先にヘリに乗るかが勝運の分かれとなる。前のチームが待っていてもヘリの順番待ちは現地でしなければならない。そうしないと後から来るチームに先を越されてしまうので14日の深夜にティミカへ飛ぶことにした。それまではバリ島で市場でへ行ったり乗馬をしたり遊んでいた。
早朝に降り立ったティミカの空港はスパイシーな香りと現地民族のエキゾチックな雰囲気が漂っていて山の格好をして靴を履いた私たちはかなり浮き立っていた。
マラリアの危険があるので頭から虫除けを吹きかけ現地ガイドさんの案内でホテルにチェックイン。とても眠いから朝食はパス、ランチまで寝て食べてから辺りの散策に出てみた。
近くに市場があり食品から日用品と色んな物が売られている。魚などには黒い魚に見えるほどハエがたかっていて驚きのあまり立ちとまり、ボーゼンと眺めていた。
泊まったホテルは様々な航空会社の乗組員が利用しているので食事は安全であると思えた。ヘリに乗るまではホテルで待機。食事が大丈夫でお湯が出て、タオルがあり、トイレが流れることが重要。排水が良くないとか、エアコンからの水漏れ、ソファーが汚いなどは問題ではない。
ただお腹の調子が悪く少量のトイレットペーパーには困りチップを少し多めで3ロールもらった。観光する場所はなくホテルでヘリに乗る順番を待つ。町のレストランへ連れて行ってもらったけれど店はクーラーがなくて非常に暑い。それだけではなく蚊やネズミがいたりでやはりホテルが落ち着く。
いつになったらBC入りして登れるのかはわからないが、登れるまで帰らないことに決めた。別チームにいるニュージランドからのジュリアンは私たちのグループに入りたいと言ってきた。同じようにヘリ待ちでいかに早く乗るか彼なりの策だった。でも私たちの前に入れる訳にはいかない。時間切れで帰国してしまう人もいるが次の機会に来ることを考えたら粘った方が良い。
そしていよいよ(10月17日)空港へ行くことになった。誰が先のグループになるか決めないとならない。倉岡さんの提案で私は高所に弱いので先に行き、あとはじゃんけんで決めることになった。その結果、倉岡さん、カズと私が最初で、後発隊は柴田さん、星野さんとなった。
明日のお迎えは朝7:30分、私たちの飛行は3番目だという。荷物検査と搭乗手続きをしてクーラーの効かない空港ビルの2階でBCの方角を見つめて待っていた。
温室状態の待合室の椅子で横になりウトウトしていると「今日は飛びません」の声で目が覚めた。またホテルへ戻り、皆と再会した。そしてなぜか夕方にイミグレーションオフィスに呼ばれた、許可は取っていて今日山へ入っていたら行かれないはず・・・?
書類にサインをしてまた明日再び空港へ向かうことになった出発は5:15。