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ビザ

ニュージーランドへ向かうためにオーストラリア・シドニー乗り継ぎのチケットで日本を出国した。シドーニーに着陸して、飛行機を降りようとしたら CAさんに待つように引き止められ、ドアの外には地上係員が待っていた。一緒に歩きながらビザの申請をしましたかと聞かれ、していないと答えるとそれではチケットの搭乗の手続きが出来ないだけでなく、ニュージーランドへ入国できないという。最短ルートの道案内でネット環境のあるラウンジへ案内されるとカウンターでビザ手続きの QRコードをもらった。係委員さんと一緒に操作をしながら、画面にはたくさんの注意事項や質問項目があり偽物サイトもあるからそこへ行かないよう見守られ、写真の撮影やパスポート番号、ビザの支払いのクレジットカードの手続きに宿泊先の情報などかなり煩雑であった。すぐには手続きが終わらず、途中からカウンターの女性が加わり、最終的には手続きに詳しい男性もやってきて3人の係員との操作になった。スマホの限られた画面で、2種類の申請(ビザと入国申告)操作には1時間以上。申請が終わってもそれが許可されないと飛行機へは乗れない。搭乗時間が迫る中で政府からの返事を待っていた。航空会社経由で申請の確認が取れると、チケットをもらい乗り継ぎ便の最終案内ギリギリで搭乗することになった。

帰国時にはオーストラリアに一泊するから今度はオーストラリアの申請も必要だと言われた。ラウンジでその手続きも一緒に手伝ってくれる予定は時間がなくなり、オーストラリア分はニュージーランドへ行ってから(専用のアプリから)必ずやって下さいと念を押された。
そんなこんなでなんとかニュージーランドへ到着。機械にパスポートを読み込ませてゲートが開くと、その先には仕切りのないカウンターが並ぶ入国審査で番号札が渡された。荷物を受け取りその番号札のレーンを進むと私はビーグル犬のチェックのレーンで、家族は人の確認と機械による検査だったという。4つのレーンを検査官が任意に??選んだ道を進むのはなんだかドキドキした。

クィーンズタウンの空港は小さくて、レンタカーの手続きをして敷地内の駐車場へ向かった。予約したのは燃費の良い日本車。カローラだけど日本では見かけた事ない大きな車体で、車内もゆったりとしていた。

ハンドルや交通ルール、単位も日本と変わらないようだけど、今度はナビの使い方がわからない。係りの人に聞くと、Bluetoothで繋ぎ、Googleマップを表示させるという。ついでに泊まるロッジの住所を入力してもらい、ようやく出発!宿までは170キロ、約2時間の移動になる。少し戸惑うローターリーをいくつかクリアするとほぼまっすぐの道になった。後ろからの車の速度が速く、どんどん抜かしていく。途中で制限速度は100kmと気がつき一般道なのに高速道路のようであった。

次第に北海道のような景色が広がり安堵しながら、シドニーから宿に着くまでにかなりのエネルギーを費やした。3回目のニュージーランド、コロナ後に色々と事情が変化したのだろう、羽田空港でビサの事を教えてもらえなかったことは残念。事前調査をしなかったことでくつろぐはずの旅が冒険の始まりとなった。

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