ETAビザ申請

2日目のトレッキングは宿に早く戻ることができた。大雨の森歩きでも傘と雨具の効果であまり濡れずに済んだ。しかし、靴の防水はあまり効いていなかったので雨を吸った靴は重たくなっていた。4月初めの気候はすでに秋が始まり、朝晩はかなり涼しくて、夜になると宿の暖炉には火が焼べられていた。今日はゆとりがあるから夕食を早めの時間からゆっくり食べるつもりで考えていた。夕食前にやることはシドニーの空港で念を押されたオーストラリア入国に必要な電子渡航申請(ETA)手続きだ。必ずアプリからの申請をという言葉を思い出して、ダウンロードして開くと、簡単に済みますと言われていたことが嘘だと感じた。
タブレットを傍に、申請の仕方を公開している旅行業社や同じように行き詰まった方の記事を参考にしながら進めていった。
大変な操作の一つはパスポートの写真ページの写メが手暗がりになり、うまく撮れないことだ。撮ったら今度はそのデータの読み込みがうまくいかない。
さらに一番時間がかかったのは、その次に求められるICチップの読み込みだ。反応する場所を探して読み取っている間にゲージが左から右へと流れても次に進めず何度も繰り返し、その操作だけでも15分以上。
顔写真を撮り、パスポート内容と本人確認ができると住所や電話番号などをアルファベットで入力。スマホでのアルファベット入力には思いのほか時間が掛かってしまった。メールアドレスに認証番号が送られて、その番号を入力するとそれまでに登録した内容の確認をする。
そして、申請するビザの種類を選択、続いて質問がいくつかあり犯罪歴などの確認のあと滞在先の住所を入力する。ホテルの住所を入力するのにもまたまた時間がかかる。
入力内容の再確認をすると支払いへと進んだ。
やっとこれで終わる!と喜ぶのは早く、カードデータの入力には今まで聞かれたことのない、ポスタルコード!セキュリティー番号はよく聞かれるけれども郵便番号っていつも使用しているもので良いのかわからず恐る恐る入力したら、それでよかったみたい。申請の受理のメールが来てしばらくしてから申請完了のお知らせが届いた。
申請操作にかかった時間はおよそ50分、結局夕食は遅い食べ始めになった。それでも申請が完了してきっとオーストラリアに入国できて日本に帰国できることに乾杯!
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