南米へ「7大陸南米編1」2018年
南米大陸最高峰に3回目のチャレンジ。今回は今までと全く違うプランで挑む。
2018年2月6日日本を出発してダラス経由でブエノスアイレスへ、そこから国内線で北アルゼンチンへ向かった。今回もガイドは倉岡さんにお願いした。待ち合わせはサルタの空港。
海外経験は少なくないが一人で移動するのは毎回ヤキモキしてしまう。山の場合はたくさんの荷物もあり今回はダッフルバッグが3個になった。いくつもの国を乗り継ぐ場合は最終目的地に荷物が全て届くかは旅の核心の一つでもある。だから荷物と共に待ち合わせがうまくいくとまるで遠距離恋愛している人に会う喜びに近い。高所に弱い私に今回の特別順応プランを提案してくれたのはカリーコブラ。過去二回の失敗もあり、経験者のアドバイスに従えば登れるような気がした。
それにワインを飲みながら美しい景色を見て順応するのはどうだろうかと言われたら断る理由はない。まずはサルタの町にチェックインしてアンティークなホテルに泊まる。あすはカチという町へ。
翌朝お迎えに来てくれた現地ガイドはセバスチャン、写真家でもあり運転や現地のアレンジをしてくれて8日間共に旅をする。町を出て郊外へ走ると畑が広がり、たばこやヤーコンを栽培しているという。さらに走っていると山の景色に変わり遠くにはドンキーやグアナコの動物が見える。背の高い大きなサボテンがあちらこちらに生えていてそれがこの地方の特徴的な風景だった。
景色を楽しみながら古城のワイナリーホテルにやって来た。人里離れた場所なのにホテルには観光の人が多い。料理は自然素材を活かしたものばかりで自分好みで、ワインも美味しい。今回の課題はリラックスと集中。チームは私一人がゲストだから自由放題でもある。カチの町の標高は2280mここに2泊してゆっくりと順応をする。周辺を歩きに行ったり、写真を撮ったりとのんびりと過ごす。
それでも身体は熱くなったり寒くなったり体温調節がうまくいかない。高所にも慣れにくいけれど治療薬にもいまだに慣れないでいる。移動は有名なルート40を走る、舗装されていない道を何時間も車に乗るのはただ座っているだけでも馬に乗っているようである。移動中は眠れないからホテルの空き時間に昼寝をしながら疲れを取っていた。
2月10日はカチの町からモリノスへ向かう、その途中に世界一標高の高いワイナリーに寄った。ワインツアーがあり説明を聞いてビデオを見てから食事になるというが、私たちはとてもお腹が空いていたからツアーは無しで食事をしたいとお願いした。ツアー時間をテラスでゆっくりと食事をする。標高別のワインを飲み比べ、庭にあるサボテンの実を食べたりしていた。
サボテンの味は甘くて少し酸っぱい、棘が刺さらないように皮をむくにはコツがいる。モリノスの町に一泊したら明日はカファヤテ。翌日の移動中のランチもワイナリーで頂き、宿泊もワイナリーホテル。毎日がワインに溢れ、ワインにはだいぶ順応してきた。
(日本 → サルタ~カチ~モリノス~カファヤテ)