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帰国して手術

帰国する早朝から滝を見に行き、その後ホテルに戻って朝ごはん。
食べてから空港へ向かいモスクワ経由で2018年6月28日に帰国した。

涼しいロシアから戻ると日本はとても蒸し暑く、しばらくはどことなく体に疲れが重たくなっていた。
翌週からは入院、それに必要な血液検査や入院の説明を受けに行ってきた。
今回の手術は腹腔鏡による卵巣摘出術。

執刀医師との話で今行っている癌のホルモン治療と今後の転移等のリスクの可能性を考えて今回両側の卵巣を取るのはどうかと言われた。
すでに女性ホルモンを抑えているので今よりも体調が悪くなることはないという。
そうであるならば危険因子潰しておきたいから両側の卵巣を取ることにした。

2018年7月9日旭川医大に入院。
10時ぐらいに大学病院へ行くといつも同じ部屋を用意してくれた。
この部屋も今回で5回目。

看護師さん、薬剤師さん、麻酔科医師に担当医師が次々に現れて質問やら説明やらが始まった。
こういう時はいつも返事をして頷いているけど、頭に入ったわけではない。
大事なことは食べること。

今晩20時までは食べても良いというので、
病院食以外に、差し入れの鰻弁当にコンビニスナックを食べる。

食べても下剤を飲まなくてはならないが、舌は思いっきり嬉しい。
夜からは水だけ、手術前夜に眠れない場合は眠剤をくれるというけれども、術中は麻酔でずーっと眠れるし、仕事や勉強するわけじゃないから寝不足でも問題はない。

翌朝、体調確認が済むと術着になって、看護師さんに付き添われて手術室へ。
入り口の自動ドアが開くと広い部屋に数人の人が待っていて慌ただしい動きが見えた。
台に上り横たわると布をかけられ、うまく服を脱がされる、仰向けで腕に点滴の針を刺そうとされるが2回の刺し直しで痛い。その後は笑気ガスですうっと意識が抜ける。

遠くに聞こえる声に呼び戻され、運ばれる揺れのなかで無事に済んだことを告げられた。部屋に戻ってからは夕方までうとうととしていた。
夜になると麻酔が切れ始め痛みで目が覚め、体のあちこちもガチガチで辛い。
痛み止を使ってもらうととても楽になった。

翌朝はきつくても少し起き上がる練習をはじめ、徐々に体を起こしていきその日の午後には立ち上がれた。トイレまで歩けるようになったから尿道管を外してもらい、夕食を食べた。
病院の生活は落ち着かないこともあるけれど、食事は上げ膳据え膳で部屋の掃除をしてくれたり嫌いではない。

術後2日目にはどんどん歩いてください言われた。廊下歩きはつまらないから階段を上り下りして地下のコンビニへ行ったら、主治医が来てそんなにはやらなくて良いと言われてしまった。
食事も日に日に全粥から半粥、ご飯に変わり普通の食事ができるようになった。

そして、週末に京都出張があるからと少し無理に金曜日退院。
ロシアの山で卵巣破裂しないで手術も成功!

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