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サミットへ「7大陸オーストラリア編2(コジオスコ版)」2018

ホテルの朝食は飲み物とシリアルぐらいしかなかった。
天気が良い、それでも山歩きはできるなら距離を短く山頂へ行きたい。
町に馴染むよりも先に山へ向かう。ホテルのあるジンバダインから車でおよそ50分スレドボの町へやって来た。
スキーが盛んらしく、ロッジが道に立ち並んでいた。車を停めて支度をしたら9時から動くリフトに乗るために並んだ。

リフトを降りて案内板を確認、山頂往復は13kmとなっていた。

歩く道は植物を保護するために鉄網板が綺麗に設置されている。ここには多くの固有種植物が守られている。道はほぼフラットで歩きやすく澄み渡る空気に広がる景色は雄大だ。

道なりに進み少し登りだすと山頂へ出た。

オーストラリア大陸最高峰(2228m)

居心地が良くてゆっくり1時間ぐらいお昼を取っていた。学校登山で学生たちのグループが登って来て、何処から来たの?一緒に写真を撮ろうと話しかけられた。更に混みだし賑わってきたので、私たちはコジオスコを後に次の山頂を目指してまた歩き出した。

一度分岐まで降りてから北を目指す。残雪箇所はショートカットして、途中から西へ向かうトレイルを進んでいると足元の浮石が増え、道が曖昧になりブッシュに足を取られたりととにかく歩きにくくなっていた。『すいぶん足場が悪いなぁ、やはりセカンドサミッツは容易ではない?』などと自分に語りかけていた。方向は間違っていないが何かがおかしいと思いながら頑張って歩いていた。そんな時、後ろからやって来たグループが数メートルずれたところを軽快に歩いている。あとを着くようにそこへ向かうと、なんと歩きやすいトレースに出た。

それを見つけてからは導かれるように山頂へ方面へ。山頂直下は岩が積み重なりわかりにくいところにケルンがありそれを目印に登って、最後のスラブを登ったら山頂に着いた。

オーストラリア大陸第二高峰(2209m)

来る道で時間がかかってしまったから、写真を撮って飲んだり食べたりしてすぐに引き返した。戻る道は踏み跡を楽に進めた。メインの道に出たときどうやら来るときは曲がる目印を見落としていたことに気がついた。帰りは無駄なく戻ってこれたけど、分岐のところへ来るとリフト乗り場までは90分要するとある。ここからは道は鉄板板の上を進めばいい。それでもリフトの最終は16時30分と言われていたから普通に歩いていたら間に合わない。悩んでいる間はなく早歩きに、小走りとひたすら駅に向かって進むことになった。来る時に楽だった道が急にきつく感じる。1日歩いた後で足は疲れて重たいだけだはなく標高2000m付近を走り続けるのはきつい。もう、間に合わないかもしれないと思い、柴田さん!私を気にしないで、でも先に行ってリフトを停めて!と心の中で頼んだ。駅に着くとヘタリこみそうになったが、50分で戻れてリフトにも乗れた。リフトに乗って下を見るとマウンテンバイクで山道を飛んだり下る人たちが見える、明日の大会の練習なのだろう。

町の乗り場に降りるとしばらくぼーっと体が動かなかった。椅子に座りオレンジジュースとフルーツをほうばって休んだら少し元気が戻ってきた。食べ終わってもまだリフトが動いている?時間過ぎているのに・・・なぜ?。チケット売り場の人も看板も最終戻りは1630って言っていた。そのせいで大変な思いしたじゃない!っと文句を言いたくともカウンターはすでに閉まっていた。頭にきたせいでさらに元気になりホテルまでの帰り道は約束通り私が運転。部屋に戻りシャワーを浴びて夜はイタリアンを食べに行った。明日はレスト、たくさん寝よう。

2018年12月5日
オーストラリア大陸最高峰コジオスコ・第二高峰タウンゼンド登頂

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