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カトマンズへ戻る「エヴェレスト~7大陸アジア編15」2023年

昨日までいたチュクンから標高が400mほど下がったのでぐっすり眠れた。ディンボチェのチョモランマホテルの朝食には他のロッジにはない蕎麦粉のパンケーキがある。量が多いので半分サイズでと頼むとちょうど良い。

ホテルをチェックアウトしたらお気に入りのカフェへ移動した。今日はヘリでカトマンズへ向かう。そのヘリパッドはカフェの裏にあって中で待つのにもちょうど良い。日当たりの良い窓辺に座りヘリが来るのを待つ。ヘリはいつ来るかわからない。カフェラテを頂きながら時々窓の外を眺めていたら2時間以上待つことになった。

今回の事前順応でどこまで身体が高所に慣れたのかはまだわからない。それでもロッジ生活や寒さなどは一度知っておけば次に来るときにストレスが減っているはずだ。そしてオーストリアからやって来たご夫妻にもまた再会した。初めて会ったのはこの村のホテルのダイニングだった。スントの時計の充電コードが落ちていないか?と声を掛けてきた。結局コードは見つからなかったけど他の人から借りながら旅をして来たそうだ。次に会ったのはチュクンのロッジのダイニング。そしてこのカフェで3回目の再会になった。歩いているルートは違うし、村にはいくつもの宿があるのにこんなに会うとは驚きである。トレッキングを楽しむ二人は高所ではあまりみない大きなバックパックを持っていた。話をしていくと節約のためポーターさんにお願いせず自分達で荷物を運んでいると聞き更に驚いた。普段は自転車レースに出たりと体を動かすことが大好きな二人、ここからも歩いて降りるという。いつか世界のどこかでまた会うこともあるかもしれないと想像しながらお別れをした。

2週間の旅ではいつもヘリコプターの音がしていた。いつもなら騒音であっても自分が乗るとなると嬉しい音に思える。ルクラに立ち寄り給油してカトマンズのホテルにチェックイン。
荷物を部屋に入れてもらったら、まずはシャワーを浴びたい。自然の厳しさから解放されて潤沢なお湯に身を置くことは至福の時間である。
昼寝して着替えたらホテルエベレストビューで出会った日本からお爺さまの弔いの旅に来たビッグフットさんとイエティホテルでロシア料理を食べながらお互いの無事に乾杯した。
値段は高いけれどもとても美味しい。

1週間ぶりのシャワーに綺麗で広いベッドの部屋に戻り、美味しい食事と弾む会話に幸せを感じた。今回の事前順応の旅ではその緊張を和らげてくれた素敵な人達に出会えた。

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