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ベースキャンプ生活 後半10「エヴェレスト ~7大陸アジア編29」2019年

2019年5月15日 特に変化のない日々が過ぎている。というより天気待ちのレスト生活はほぼ毎日同じであると言える。
朝に陽がのぼりテントの中が明るくなり温度が上がると目が覚め、マットでゴロゴロしていると7時ぐらいにシェルパーさんが good morning と言って洗面器にお湯を届けてくれる。テントのジッパーを開けた全室のところでしゃがみながら顔と手を洗う。これが最高に心地良くて毎朝の喜びだ。コンタクトレンズを入れ薬を飲んだら顔に日焼け止めを塗る。着替えというのはなく、着たまま寝てそのまま起きるだけ。靴下を履き、上着、サングラス、帽子を被ってから水筒を携えダイニングテントへ。チームの皆さんと挨拶を交わし朝食をいただく。コーヒーを飲みながら、今日は何をするか、何もしないとか、山のコンディションや天気のことに今後の予定などを話す。
山頂を見ると変わらず風が強く吹いている・・・・。
結局今日は何もしないレスト日となった。

シャンプーをしよう!可能な限り1日おきに洗っている。お湯の準備には時間がかかるからキッチンの片付けが終わる頃、シェルパーさんに後でシャワーテントへバケツのお湯を運んでねと頼む。
シャンプーするだけなのに準備を含めてなんだかんだと終わるまでに一時間はかかる。
時間はたっぷりある。急ぐことはここにはない。

お昼はラーメンだった。これだけはあまり嬉しくない。特に高所順応歩きの後によく作ってくれるけれど本当は野菜スープの方が嬉しい。

午後は電波が消えて通信ができなくなった。いつ復旧するかは分からない。前回は数日かかった・・・・。

電波が消えてもとても嬉しいことがあった。
キャンディーが来た!

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