水分補給
人の体のは体重のおよそ60%は水分である。
暑ければ体温を下げようと汗をかいたり、
血液は酸素や栄養を運搬して老廃物を排出するなど生命維持に大切な役割を果たしている。
人は何もしなくとも一日およそ1.5リットルの水分(食事からの水分も含め)補給が推奨されている。
脱水状態は意外と気が付きにくく乾きを感じる前に少量をこまめに飲むのがよいと言われている。
気がつく前に何かをするのは容易ではない。
山歩きなどでは疲れる前に休んだり、お腹が空く前に何かを口にする。
慣れてない人は緊張度が高いこともあり、頑張りすぎて休まないし食欲が湧かないから食べずに歩き続けて後で動けなくなることもある。
だから山では歩くことよりも補給と休憩を頑張ることをおすすめする。
高所で頑張る事と言えば呼吸と水分補給。
特に水分補給は大事でキャンプ生活では毎日3〜4リットルは飲むようにしていた。
大好きなコーヒーは利尿作用があるけどそれは朝の楽しみの一つにしていた。
それ以外は様々なお茶を飲んだり飽きないように工夫して起きている時だけでなく、夜間に目が覚めた時にも必ず飲んでいた。
寝てから朝までに1リットルを目標に飲んでいた。
飲んでトイレに行くことで高所に順応していく。個人差はあるだろうが私は順応してくると尿量が増えて体が楽になってくる。
エヴェレストのベースキャンプではトイレが少し離れた場所にあり睡眠中に起きて行くのはかなり大変。だから枕元にピーボトルを用意して朝までそこに用を足す。
一晩に3回〜くらい起きて、深呼吸、トイレ、飲むことを毎日続けていた。
ピーボトルの隊長おすすめはナルゲンの96オンス(約2.8リットル)。
このサイズでないと足りない。
食事にもスープ類が必ずあり、トレッキングに行って帰ってくるとラーメンが出された。
汗と共に塩分も出ていくので補給には良いのだが、麺は少し消化が良くないから途中から野菜スープに変えてもらったりしていた。
これからアタックに出るという2日前にエージェントのカリーからピーボトルを渡された。
しかしその時にはもう要らなくてボトルが大きいことにみんなで笑ってしまった。
これから夏を前に熱中症予防しながら次回のチャレンジに向けて水分補給をイメージトレーニングをしておこう