プモリ(キャンプ1へトレッキング)「エヴェレスト~7大陸アジア編30」2023年
プジャの儀式も終わったので、今日は高所順応に選んだプモリに登るために途中までトレッキングへ行く。数日ぶりにベースキャンプを離れ歩き出すと先日降った雪で岩場が覆われ足を置くところがわかりにくい。浮石も多くてドキドキしながら歩くペースがなかなか上手く掴めない。先頭からは遅れてしまい、それを気にしないようにと自分に喝を入れた。細かい雪が降り出し、視界が時々悪くなることもあった。
呼吸に集中してペースを掴んだところで標高5650mにある目標のキャンプ1に着いた。ちょうど12時前、作ってもらったおにぎりを食べてから私たちについて来た黒犬と一緒にベースキャンプに降りた。
ベースキャンプに戻ると頭痛がして、どことなく気持ちも下がってきた。その後に香港のエイミーからメールが届いて4年やってきた訓練とその目標と夢を信じて!とあった。読み終わると心が軽くなりもう少しチャレンジできる気が湧いてきた。体調不良からくる心の揺らぎがあっても気持ちを打ち明ける相手はいない。日本はまだコロナの影響で忙しく家族は私に構ってはいられないと言う。他のメンバーは毎日日本の誰かと話していてそれがとても羨ましくてならない。なかなか治らないけれども私はただの風邪なんだ、ほんの少しづつであっても良くなっていることを信じるしかない。
そして倉岡隊長も風邪を引いてしまいご飯を抜いてテントで休むと言う。しばらくは何かをする予定はないので休養に専念することになった。
夕食には久々にネパールの餃子・モモが出た。今日のモモは水牛を使ったものだという。夕食を食べたら頭痛が消えた。しかししばらくしたらお腹が急降下!トイレに何度か駆け込み収まった。風邪に始まり痔になってからの今度は下痢!さまざまな体調変化にゆっくりとは過ごしていられない。水牛の肉が合わなかったのか??
次から次とやめてくれーと言いながら、なぜか笑いがでてきた。