ハイキャンプへ「7大陸南極編4」
翌日1月3日にハイキャンプへ上がることになった、休息日はない。テント用品や防寒具を背負って昨日行った急登のさらに上へ向かう。すでに荷物は重たく途中に置いた荷物も合わせて担ぎあげるなんて自信がない。みんなで相談し荷物を減らすためにテントは3人で一つ使うことにした。
さあ行くぞ!と歩きだす、重い荷物にも関わらず昨日より楽に登れて少し気持ちが軽くなる。置いた荷物を拾い、さらに重くなり登りだす。道は緩やかになった、けれど標高が上がり今度は違う苦しさがやって来た。考えてはいけない、ひたすら歩くだけと足を前に前に・・・・。
するとヒョッコリとハイキャンプが現れた。毎日が想像を超え、新しい体験を重ねて日々自分のリミッターが外れていく。遅くに到着した私たち、ロシア隊のアレックスがみんなの水筒にお茶を作ってくれた。とっても嬉しくて助かった。