がん検診2018年
コジオスコへ行く前に2018年の全身検査を受けた。この検査は毎年11月から12月に受けていてガン告知が12月だったのでそうなっている。年末は何かと慌ただしくなる時期に普段は忘れかかっているがんに真剣に向き合うときにもなっている。この年は11月の末に検査を受けた。
2017年に術後初めての全身検査の時、CT撮影の担当者に嫌な思いをさせれられたので受付でその旨を話し、去年の人を外して欲しいと頼んだ。名前は覚えていないけれど雰囲気を伝えたらどの人かわかってくれて他の人にしてもらえた。(黙っていたらまたあの人になったようだった・・・。)
マンモグラフィーは胸を万力のように圧し潰す痛いX線検査。そして検査技師と密着して、体をかなり触られながらしっかり映るように体の位置や姿勢を細かく指示され調整される。いまだに男性技師が行なっているところもあるが、私は絶対に嫌である。そして大変の思いをしてもこの検査では見つからない乳がんが少なくないので合わせてエコーその他の検査を受けた方が良い。
私がお世話にっている技師さんは元気な声で、なるべく辛くならないように配慮してくれて、まるでトレーナーさんのようなかた。2017年はサボってパスしていました・・・・。
普段混んでいる大学病院もこの検査の時は予約時間通りに進むから待ち疲れることはない。
シンチ検査用の注射が終わったら途中で食事にも出られる。
検査が済むと東京へ戻り、結果を聞く再診日までは
伊豆でクライミングをして、オーストラリアのコジオスコへ向かった。
帰国してから再び病院で診察を受けて結果を聞きに行った。
この年も結果は問題はなかった。
そしていつもの「体調は?何かありますか?」のやり取りも変わらない。
「良くないです、夏の手術の後から今までより少し悪くなりました。」
何を言っても、がん治療を優先させているのでホルモンも補充できない、卵巣も取ってしまったから不調をなくすことはできない。
わかっているつもり、でも困らせる一言を言わずにはいられなかった。
「こんなんだったら、もう全部の臓器をとって機械を埋めてほしい」
本気でそう思ったりするから大目に見て欲しい。
今は検査や診察を受ける時以外はガンのことはほとんど忘れている。
7大陸制覇を目指していれば気持ちは強く持っていることができるのだと思う。もちろんがん治療をしていることで出来ないことが増えてしまったけれど、命がある限り自分にできることを一生懸命、真剣に取り組むことはとてもやりがいがある事と思っている。