パッキングパニック
先週、隊長と一緒に行く鈴木さんとエヴェレストに必要な装備の打ち合わせをした。今回ネパール側から登頂を目指すことで前回とは必要な物が変わる。ベースキャンプが氷の上にあり、下が動いているという。チベット側は車で入れる大地の上だった。その違いだけで靴がひとつ増える。食事を担当するシェルパさんは前回と同じ日本風の食事が作れる方だからそこのところは安心。とはいえ、スープストック類はこちらから持っていきたい。全体的な装備リストを見てキャンプ生活を考えると、更に細かな物が必要になってくる。
まずは登攀に必要な物を探すことから始まった。3年間しまい込んだまま日本の山では使わない物は何処にあるのかわからなくなっていた。アタックに使うオーバーブーツを見つけるのには2時間くらいかかった。靴の状態を確認したり、マットに穴が開いていないか、ユマールはどこだろう?そんな事で数日が経っている。電化製品が使えるか?充電池チェックや経年劣化しているものは新調したり薬は何を持って行けばいいのやら。
3年ぶりの海外長期遠征の荷造りにかなり頭を悩まされている。パニックに陥りそうなのでサミッターのS氏に縋りついた。家が遠いので遠隔で色々と指示を出してくれた。まずは時間のかかる物から手を付けて順番に用意すれば良いと言われ、少し気持ちが落ち着くことができた。いずれにせよ一人で準備するには無理があるので荷物のことはサミッターS氏に頼り、山トレの事は先輩に頼りながらやって行くしかない。
応援隊の皆様にもご連絡もまだ出来ていない。
準備の目処が立つまでは寝不足も止むを得ない。
次回からしばらく記事は簡潔版になりますがご了承ください。