プモリからBCへ「エヴェレスト~7大陸アジア編32」2023年

シャワーの順番決めに揉めたものの、数日ぶりに頭を洗ってスッキリとした気分になって、ギャルツェンの計らいで私の洗髪が終わるまでお昼ご飯を待っていてくれた。この3日間はフリーズドライ食と缶詰生活だったので調理してくれた食事にいつも以上に感激した。
標高が下がり身体はとても楽に感じるけれどSPO2は75と低め。夕食もたっぷりいただき、今宵は早めに自分のテントに戻ってすぐに横になった。熟睡できた翌日はメンバーとたわいも無い会話が弾む。今日は休息日、小物の洗濯をして、腕や脚もお湯で洗った。全身にはお湯を15日くらい浴びていない。乾燥とお風呂抜き生活で体からは白い粉がふきカサカサしているので、お湯で流した後に保湿剤をたっぷりと塗った。咳はまだたまに出るけれども痰の色が透明になって鼻水も減ってきた。一体いつまで風邪気味なのかと思うが、あと少しでようやく治りそうな気がする。
元々の予定はプモリに登頂して高所順応を完結させるはずだった。しかし途中まで工作したルートのロープが雪に埋もれてしまったり、落石が多い状態なのでプモリに登るのはやめ、その代わりにアイスフォールを何度か通過するほとんどの人が行う同じ順応方法に変わった。最大の危険箇所はアイスフォールの通過である。それを避けるためにプモリを選んだが山の状態が悪く計画は変更となった。先週、エヴェレストのルート工作に向かった先発隊のシェルパさん3人がアイスフォール通過時に足元が崩れ落ちて行方不明になった。捜索してもいまだに見つからない状態である。それでもここにいる登頂希望者は私たちを含め登ることを今は断念していない。
星空が広がる上空をしばらく眺めていたら雲が湧き、霧が立ち込めてきた。
夜寝ていると遠くのほうで雪か氷か崩れ落ちる音が聞こえてきた。