プモリからBCへ「エヴェレスト~7大陸アジア編33」2023年
シャワーの順番決めに揉めたものの、みんな数日ぶりに頭を洗ってスッキリとした気分になって、ギャルツェンの計らいで私の洗髪が終わるまでお昼ご飯を待っていてくれた。この3日間はフリーズドライ食と缶詰生活だったので調理してくれた食事にいつも以上に感激した。
標高が下がったから身体がとても楽に感じるけれどSPO2は75と低め。夕食もたっぷりいただき、今宵は早めに自分のテントに戻ってすぐに横になった。熟睡できた翌日はメンバーとたわいも無い会話が弾む。今日はレストの日、小物の洗濯をしたり腕や脚を洗だたりして過ごしていた。全身にお湯を15日くらい浴びていない。乾燥しているからか体からは白い粉がふいている。カサカサしているので、お湯で流した後に保湿剤をたっぷりと塗った。咳はまだたまに出るけれども痰の色が透明になって鼻水も減ってきた。一体いつまで風邪気味なのかと思うが、あと少しでようやく治りそうな気がする。
元々の予定はプモリに登頂して高所順応を完結させるはずだった。しかし途中まで工作したルートのロープが雪に埋もれてしまったり、落石が多いのでプモリに登るのはやめ、その代わりにアイスフォールを何度か通過するほとんどの人が行う同じ順応方法になった。1番の危険はアイスフォールの通過である。それを避けるためにプモリを選んだが山の状態が悪く計画は変更となった。先週、エヴェレスト登頂のためのルート工作に向かった先発隊のシェルパさん3人がアイスフォール通過時に足元が崩れ落ちて行方不明になったばかり。捜索してもいまだに見つからない状態である。それでもここにいる登頂希望者は私たちを含め登ることを今は断念していない。
夜には星空が広がっていた。しばらく眺めていると雲が湧き、霧が立ち込めてきた。
夜寝ていると遠くのほうで雪か氷か崩れ落ちる音が聞こえてきた。
お知らせ
5月26日(日)北海道東川町にて開催される「がんと運動全国キャラバン特別回」にてトークショーにゲスト出演いたします。がん治療中の方やご家族の方などご興味のある方どなたでも参加頂けます。
定員100名(参加無料) 要お申し込み ご都合のつかない方は東川町公式youtube配信からご覧いただけます。
申込先 東川町役場保険福祉課 お申し込みフォームもしくは電話にて受け付けております。
詳細は下記のサイトからご確認ください。
https://higashikawa-town.jp/portal/top/information/729
お申し込みフォーム
https://forms.gle/2dr4cspbS1WetjQf7