アフターサミット(番外編)「エルブルス〜7大陸ヨーロッパ編6」2018年

山頂を踏破したらほとんどの人たちはその日のうちに町へ降りた。私たちは翌朝アザウの町に戻って、ホテルのバスタブに浸かりシャワーを浴びた。午後から近くの湧き水の出る公園へお昼を食べに行った。健康になる水が湧いているというので飲んでみると金属のような酸味が刺激的で、健康になる前に胃がおかしくなるような気がした。おみやげやさんでは、ウラジミールが羊の帽子と化繊のマントをプレゼントしてくれた。
なぜそんなに気前が良いのかと思ったら、その2点を明日チェゲットへ持ってきてと言う。翌日のチェゲットはリフトで上がり、標高3100mの観光地で写真を撮ったりのティータイム。昨日買ってもらった羊の毛の帽子とマントでにわかモデルに。
この場所は高所順応に来る予定だったところで、エルブルースへ登頂したあとだから体は楽に感じた。観光3日目は遠い町へ行くと、出発時間は朝の1時、この数日間のウラジミールは山よりも相当張り切っていた。エルブルースの反対側のビューポイントへ日の出に合わせ、5時間の車移動だった。車は前回よりは良くなったものの、オフロードを走ると振動が激しくて車内で頭を何度もぶつけた。朝は寒くて、登山の疲れが出て少し眠い。
ホテルに飾ってあった民族衣装を借りてそれに着替え、また撮影タイムになった。そう、ウラジミールは写真家、だからなのか結構無理なポーズを注文をしてくる。
標高3800mの崖っぷちに立ったり、叫べとか、かなり長い時間同じポーズで動くなとか・・・・。
観光4日目今日は滝のところへ行った。今日の出発はゆっくりだけど登山の疲れが抜けていないようで、本当に眠い。素晴らしい自然環境なんだけれど、今日はもう、モデルなし!といって車で待っていた。後から写真だけ見せてもらった。
車の揺れが激しくてエアコンがないので移動中の車内では寝ることができない。お昼ご飯を食べている間に運転手と車を変えてもらった。今度は日本車なんだけど、内装のパネルがなくて配線などもむき出し。片側のドアは開かないけれどエアコンさえ使えればあとは良い、驚き閾値はだんだん上がっていった。
ロシアのエルブルースの旅は楽しかった。早めに登頂できたから予備日を使って色々な場所を観光することができた。帰国前に空港で本物のキャビアをお土産に買いました。