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プジャ「エヴェレスト ~7大陸アジア編18」2019年

5月3日、風は相変わらず止まない。今日はアンドレアスチーム(ヨーロッパ隊)と合同で安全祈願のプジャを行うことになった。天候の都合上、彼らのテント内のインドア式で行うことになった。始まるまで準備を見ていたら、いつも私たちの食事を運んでくれるシェルパの一人が僧侶だと知る。

準備が整い、皆が席に着くとまずは祈祷が始まった。どんなことを唱えているのかはわからない。長い場合もあるらしいが子守唄のように聞こえるのを堪え、1時間ぐらい(かなり短め)の祈りで終わった。それから一度外へ出て、さらに祈願が続き、シェルパさん達が火のついた祭壇の方へお米を投げるのを見届けた。焚き燃やす儀式が終わると小麦粉が配られ、お互いの顔になすりつけあい、最後は互いに杯を交わした。お酒やジュース、お供物のお菓子などを皆でいただきながら記念撮影をして再びテントに戻った。

席に戻ると唱える二人の僧侶が前に一人づつ順番に呼ばれ、祓い言葉を受けながら首に赤い糸を結んでくれた。それが終わるとシェルパさん達は肩を組み、歌いながら(唱え?)踊り始め、口ずさみながら半円状になって独特のステップを踏んでいた。その輪に一緒に踊る人もいて、多くの人でテントの内は暑く、見ているだけで汗ばんできた。


そのうちに私は頭痛がして途中で外へ出て体を冷やし、深呼吸をしていた。楽しそうな皆の表情とプジャ(安全祈願)を重んじるシェルパさん達、今後の山行が安全でありますようにと目を閉じて祈った。全てが終わると解散して、私たちのテントサイトに戻ってお昼ご飯を待っていた。するとアンドレアスがやって来てこれから天気が悪くなる、早めに下に降りた方が良いという。


上のキャンプ1では強風で何張かのテントが飛ばされたという情報も入って来た。食べながら今後の天気と明日の順応トレッキングをどうするか話し合っていた。風が弱まると雪が降り始め、辺りが薄暗くなってきた。プジャでは体調が悪くなり、最高峰に挑む為の祈願儀式すらこんなに大変なのかと少し考えさせられたが、食事をしてゆっくりしていたら体はとても軽く感じ標高にも慣れて来たように思えた。

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