カトマンドゥへ 「エヴェレスト ~7大陸アジア編40」2019年
2019年5月26日 お迎えの車は朝の4時頃にやって来た。
荷物を積み込みお世話になったシェルパさん達に別れを告げ車に乗り込んだ。
荷物に埋もれながら暗闇の道を走る。
昨日の夕方にBCへ戻り12時間後にはすべての荷物をまとめての移動となった。
だから寝不足で車の中ではほとんど眠っていた。
眠りながらも足には岩場や雪原の感触がまだ残っている。
カーブで体が振られるとフィクスロープにぶら下がったような全身感覚が蘇る。
来る時は高度に慣らしながら時間をかけてきた道も戻る時は数時間。
長い峠を下り懐かしい町に辿り着いた。
そこからさらに移動して12時過ぎには国境の出入国管理事務所へやってきた。
立派な建物の中に荷物を運んでもらい、荷物検査とパスポートのチェックがされた。
それが済むと建物を出てネパール側へ歩いて渡った。
ネパール側に入った途端に舗装は終わり、とてもホコリぽい空気に見舞われた。
そこから車に乗り中国への入国待ちのトラックの長蛇の列を横目に進み
途中にある掘立て小屋でビザの申請の手続きをしてヘリポートへ向かった。
移動する未舗装道路はかなりの悪路で何度も車内で頭をぶつけた。
馬よりも揺れる、全身が左右前後上へとふられ眠気も疲れも吹っ飛んだ。
30分以上揺さぶられて着いたヘリポートは小さな牧場のようだった。
ここはとても穏やかで綺麗に整備されている。
ヘリが来るまでの間は待合の小屋で水分補給をしながらスナックを食べて過ごしていた。
上空へと飛び立つと曲線が美しい山間部の畑が眼下に見えて、それが次第に都市部の建物に変わる。
20分かからずにカトマンドゥの空港に降り立った。
自然の中から一気に都会へ。
ハイヤットホテルにチェックインして、タイミングよく友人のトレキングチームと合流。
まずは何よりもシャワーを浴びたい。
そして友人達がチェックアウトするまでの1時間、再会とお互いの無事のお祝いをした。