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ディンボチェの裏山へ

朝起きるとタブレットがとても冷たくなって充電が止まっていた。寒すぎると充電ができないのだと気が付く。部屋は薄い壁でできているので風は凌げても気温は外も中も一緒。太陽が出るまで寝袋からは出られない。今日は朝ご飯を食べたら裏山へトレッキングへ行く。

歩き始めると風が少し出てきて、標高を上げていくうちに頭が少し締め付けられる感じがある。呼吸をすると鼻の穴がくっついて冬の北海道をも思い出した。その脇を大きな荷物を運ぶ人がスタスタと通り越すのを見て、どうしたら高さになれるのだろう?と考えた。

息が切れない程度に歩くととてもゆっくりな動きになる。
ナーガゾンピーク方面の4949m辺りを今日の順応にした。
見下ろすと立ち並ぶ4350mにあるディンボチェのロッジが小さくなり風はより強まってきた。
持っている服を全部着て記念撮影するもどうしても寒いポーズになってしまう。

お昼には再びロッジに戻り、朝食べ切れなかった蕎麦粉のパンケーキの残りを食べながら繋がったり、突然切れたりするwifiで映画やドラマをダウンロードしていた。

spo2は89で心拍数は91とそんなに体調は悪くないが血圧が上がってきた。
標高に体が慣れるようにと1日に何度も願ってしまうのは仕方がない。
そんな時に日本にいる友人たちとチャットしていると気持ちがとてもほぐれた。

夜ご飯はいつものダルバート定食を食べて、煙いけれど暖炉で体を温めて部屋へ戻る。
寝袋に潜ってドラマの続きを観ていたら突如電気が落ちて真っ暗になった。
トイレへ行くためにもヘッドライトを手元に置くようにした。

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