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高所靴試し「エヴェレスト~7大陸アジア編13」2023年

相変わらずこの標高では寝つきが良くない。首の右側の凝りもまだ残っていて、一番残念なことは夜中にピーボトルの失敗をしてしまったこと。少し慣れてくると気が抜けるからそういうことが起こってしまう。今ならまだ洗濯ができるから良いけど、エヴェレストへ向かうときまでには完璧にしておきたい。

私の朝ごはんの定番はベジオムレツ、野菜と卵を焼いたシンプルなものだけど野菜不足とタンパク質不足をこれで補っている。今日は登頂する予定だったアイランドピークのベースキャンプ方面へ向かう。イムジャーレイクを眺めて高所順応と高所靴慣らしを兼ねた歩きになる。
なだらかな雪道を進むと短時間で標高5000mのところに開けた展望できるところについた。

日本で今回登頂に使用する高所靴を履いて歩いたら、両足の土踏まずあたりが大きな水膨れとなり皮膚科で内服薬を飲むほどの傷ができてしまった。足に合わなくても他の靴の選択肢はないから当たるところを保護して使うしかない。インナーブーツは比較的足に合った他のメーカーの物に替え、事前に履いてみたらそれの方が歩きやすかった。アウターブーツはレスポルティバ、インナーブーツはスカルパにして当たるところにはテーピングと靴擦れに良いソルボバンを貼る算段とする。

いつものようにお昼にはロッジへ戻り、ソーラーパネルでの充電を確認して隣のカフェで過ごす。
日本にいる友達とのやりとりがとても嬉しくて、まだ何も始まっていないのに目頭が熱くなったりする。

特にいつも一緒にいるペットの写真が送られてくるととても元気になれる。
ようやくロッジ生活にも慣れてきたけど、不安と期待の狭間で精神が少し不安定なのだと思う。
まだ苦しい歩きなどは始まっていないのに、戦場の兵士たちはどんなに過酷な状況なのだろうか?などと考えたりしていた。
夕方にダイニングへ行くと、ディンボチェで出会ったポーランド出身の二人に再会した。カルロスさんご一行も居て、まだ知り合って間もない方達なのにまるで以前から知っているかのように思えてしまう。

やってくる人が毎日増えてきた。ネパールに来てからは日本のようなコロナ感染対策はない。私は食事前の消毒や可能な時は手洗いをするけど、一番大事なマスクはしないでいる。もちろんこの標高でマスクは苦しいから使用するのは難しい。咳をしている人は多い、だから混んでいる食堂には暖かくても長居しないようにするしかない。

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