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ナイロビの町からタンザニアへ「7大陸アフリカ編6」

ナンユキの町のヤギ料理レストランで祝杯をあげたら、バティアンチームは解散した。

私はジェームスと隊長の3人でナイロビで一泊して久々のシャワーにこの上ない喜びを感じた。
翌朝は国境を越えてタンザニアへ入った。

モシの町へ移動し明日からお世話になるイサに会って挨拶をした。食事の希望はと聞かれたので化学調味料は要らない、新鮮な野菜と肉類をギーと塩胡椒で調理をしてほしいと頼んだ。2016年8月8日入山日に壊れそうなバンがお迎えに来た。その時隊長はジェームスと現地シムを買いに行っていて、途中から合流すると言われた。

キリマンジャロチームとはいえ知らない男どもが数人乗り合わせた車に乗り込むのが怖かった。いざという時に逃げ出そうと考え、冷静を装っていた。だから隊長たちと再会した時は本当に安心した。モシの町からは車で2時間程でマラングゲート国立公園に着いた。荷造りをして入山許可を申請。申請が降りるのに2時間以上待たされ、やっと歩き始めることに。

熱帯雨林を進んでいると途中で雨が降っていた。日没ギリギリに到着したのはマンダラハット(2720m)。三角屋根の4人用のコテージが点在し大きな建物はダイニングルームになっている。今回のシェフは陽気な雰囲気のダグ。

ダイニングルームには100人以上の人で賑わっていた。2日目の8月9日は6時過ぎに起床。手洗い桶は7過ぎにやって来た。朝起きると暖かいお湯と石鹸を持ってくるのはアフリカの登山スタイル?朝ご飯を済ませたら今日はホンボロハットを目指す。現地ガイドのリーダーISSAはいつも急いで出たがるけれど私たちはそれに反していつもゆっくり。なだらかで長い道が伸びている、ポーターさん達の歩く速度はケニアに比べてとてもゆっくり。

荷物を頭の上に担ぐのがタンザニアスタイルのようだ。14時前にはホロンボハット(3720m)に到着した。コテージの部屋にはスウェーデンのトニーがいてエマージェンシーシートに包まっていた。ダイニングルームには日本からのツアー12人のグループに出会った。隊長を知る人がいて記念撮影やらサインで囲む会になり、盛り上がっている。私も誘われたけれど日本式の質問攻撃は苦手なので韓国の人やドイツの人と話をしていた。互いに英語が第二言語な会話がちょうどいい。翌日3日目はキボハットへ向けて歩き出す。

この辺から高所順応を意識する。6時間程でキリマンジャロへ向けての登り始めるキボハット(4703m)についた。大部屋には二段ベッドが整然と配置され12人くらいと同室になる。この標高になると体調不良を訴える人が出て来た。私は喉の痛みが少し残るものの引き掛けた風邪は一旦治まり、血中酸素濃度からしても体調は悪くなかった。山頂へ出発するのは深夜、夕食を摂り仮眠してから登り始める。私たちは遅めのスタートで行くことにした。いよいよ明日は山頂へ向かう。

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