キャンプ1-コンフルエンシアへ「7大陸南米編2」2016年
朝起きて直ぐにシャワーを浴びたそれは今日からしばらく風呂なし生活になるから。朝ごはんはパンやシリアルなどで、野菜などはなく甘いヨーグルトにハムやチーズだった。チェックアウトして車でレンジャーステーションへ向かう。
そこで登山申請書を提出して、トイレに使う袋を受け取り登山口へ向かった。この袋なくすと厄介なので使う時まで大切に保管しなくてはならない。一緒に登るメンバーは隊長の倉岡さんと眼鏡屋の星野さんの3人、11時半ごろから歩き始めて写真を撮りながらのゆっくりとスタート
乾いた風が暖かく、日差しが肌を刺す。暑いので袖をまくると皮膚がじりじりと焼かれ長袖のほうむしろ快適だった。
1時間毎ぐらいに休憩をして、スナックなどの行動食を食べて水分補給をする、トイレに行きたい場合はブッシュか岩陰で。星野さんは移動中も休憩中も楽しませてくれて心を和ませてくれ、すれ違う人達にも人気だった。笑いながら3時間ほど歩き、14時半ぐらいにコンフルエンシアというキャンブ場に着いた。
チェックインを済ませると、チーズやサラミ、オリーブに甘い粉ジュースなどが振舞われた。隊長からは高山病予防対策として過激な動きはやめて、1時間くらいは椅子に座り安静にいているようにと指示される。このキャンプ場の標高は3400m、食事をするテント、ベッドテントに個人テントを張る場所がありトイレや水のシャワーも完備している。私たちはそれぞれ個人テントを使うようにしてもらい、テントを張る作業は力を使うので全て倉岡さんがやってくれた。
テントを一人で使えるので中はゆったりとして居心地も良い。ここでの食事は全てキャンプ場のシェフが作ってくれる、上げ膳据え膳はとても嬉しいが、噛みきれない肉など不味いものが多くスープ以外は食べられなかった。コンフルエンシアからテント生活が始まり、プライバシーは守られていてもよく眠れない。それは夜中にトイレに歩く靴の音が気になったり、早くから出かける人の音などに起こされてしまったから。耳栓が欲しい。
なんだかんだと寝不足のまま朝食を済ませ、少し休んでから高所順応のトレキングに出かける。ランチを持って、標高4000mのプラザフランシアへ。赤土のひび割れた道や、土色の濁流の川、何もかもが今まで見たことのない景色に眠気が飛ばされる。
ゆっくりと歩き呼吸を意識しながら体を慣らしていく。目的地に着くと目の前にアコンカグアの南面、山を眺めながらお昼を食べて8時間のトレッキングになった。
キャンプ場に戻り少し休んだらドクターチェックへ、血圧や血中酸素濃度を測り体調はどうですか?などというやり取りがあって、特に問題はなく許可が出たので明日はベースキャンプへ向かうことになった。