シガールへ「エヴェレスト 〜7大陸アジア編6」2019年

シガツェの街から車で4時間30分ほど移動するとシガールの町についた。標高が上がり道中はこまめに水分を取っていた。途中で立ち寄るトイレは標高に比例するようにチャレンジ度が上がる。
ドアや水がないのは当たり前で仕切りが少しでもあればラッキー、外から見えるところもあった。人通りはないので可能であれば外で済ませたい。休憩したりお昼を食べたり標高に体を慣らすために水を頻繁に飲み、呼吸を意識する。
ギャッツオー・ラという峠(5250m)では写真を撮ったり、少し歩いたりして長めの滞在をした。そしてここのトイレは道中最大級の乱れっぷりだった。給排水設備がない環境下にトイレを造り、手洗いなどは全て飾りで手が洗えた形跡もない。中で用を足して欲しいという思いから建物は立派にしているのかもしれないが、中へ一歩入って声をあげ外へ避難してしまった。神様お許しくださいと建物裏に回るしかなかった・・・・。こういう時は本当に男性が羨ましい。順応のために30分ほど車の中で過ごし本日の宿に向かった。ホテルは砂埃の舞う地帯にあり周りには何もなく、人影もない。写真映えはするが館内はひんやりと外にいるような匂いの空気だった。いざというときのために大きな酸素タンクが備わっていた。
部屋のシャワーは使用可能時間があって19時からと朝の8時30分からじゃないとお湯は出ない。どういう湯沸システムかわからないのでお湯が出たらなくなる前にさっさと済ませる。ネット環境はないので初めてのシムを入れ替えをした。シムには期限があり、期限内にチャージしないと使えなくなったりする。日本にいる柴田さんにそのやり方を教わりチャージの移行をしたりと、慣れない操作に追われていた。中国国内での通信には様々な制限があるので、違う国のシムを入れてチベットをカバーするタイプを使っていた。ホテルの料理は美味しくて、後は未だ解決しない直箸問題をどうするかだ。明日はこの町で順応に出かける。