ナムチェバザールの村「エヴェレスト~7大陸アジア編4」2023年
村での生活は想像していたよりも寒い。2日目は高所順応をしに近くの展望台へ上がり写真を撮ったり山の景色を眺めてきた。
近くにある博物館にも立ち寄り、シェルパさんの昔の家を再現した展示に興味をそそられた。写真展示室には田部井順子さんのエヴェレスト山頂での写真とサインがあった。何度か目にしたことのある写真をいつもとは違う思いで見つめ自分がそこへ向かっていることと重ね合わせていた。
登るために一番大切なことはまず高所に体を慣らすこと。私の順応は軽く体を動かして意識的に呼吸する事だ。過去に2回肺水腫になってしまいヘリで救助されたことがあるから順応にはかなり慎重になってしまう。
ゆっくり動いても階段状になった道を登れば心拍数が上がる。まあこのことは平地の山でも同じだから焦ることはない。
市場の日だったので展望台から村へ戻る途中に立ち寄りお肉や葉物野菜を買って宿へ戻った。
食材をアンプルバに手渡し夕食に何か作ってもらうことにした。まだお腹は空いていないけど昼ごはんは味見をかねて次回泊まる宿で摂った。まだまだたっぷり時間がある。やることがないので宿オーナーの勧めでマッサージを受けに行くことにした。ベニア板で仕切られた部屋は暖房が効いていて服を脱いでもくつろげるほどの暖かさに施術よりも嬉しく感じる。街を出て来たばかりなのにもう心細い気持ちになっていたのだろうかリラックスする時間に安らぎを得た。
夕食は宿でスープを注文しあとはアンプルバに作ってもらった。市場で買った豚肉は脂身が厚くてかなり硬い肉質だった。
今夜も電気毛布に入って寝よう、掛け布団は洗っていないようだ。